コロナと傷口

みなさん、こんにちは!

TOM's Kitchenです!

 

さて、東京の緊急事態宣言は解除されました。

・・・ん?宣言って解除なのか?

ま、それはいいとして、それでも新規感染者数の推移を見ると本当に解除してよかったのか(今日は先週水曜日よりも100人以上新規感染者数が増えています)
、むしろオリンピックの直前まで継続するべきだったんじゃないかと思ったりする今日この頃です。

 

そんな中、今日いつものようにスーパーに買い物に行ったのですが、買い物を終えてスーパーの出口でアルコール消毒を吹きかけました。

(あれは本来店内に雑菌を持ち込まないようにするためのもので、店外に出るときに使うものではないのだが、前にサービスカウンターのおばちゃんに確認したところ「どうぞどうぞ、おっしゃる通り本来は店内の環境を守るためのものですが、お客様を守るためにご利用下さるのは当店としましても大事なことだと思っておりますのでご遠慮なくお使いください」と言うような回答を頂いたので買い物後、さらに別のお店に行く用事があるときには店を出るときにも利用させてもらっています。)

さ、そんなわけでアルコール消毒液を手に吹きかけると「痛いっ」と声を出しそうになりました。そうなんです、どうやらレシートで手を切ってしまったみたいなんです。

 

仕方ないので予定していた近所の八百屋での買い物をキャンセルして家に帰宅しました。

 

ようやく本題に入るのですが、傷口からコロナに感染することはあるのでしょうか?

先に答えを言っちゃうと可能性はゼロではありません。

 

コロナウィルス(Sars-Cov2)は肺炎様の症状(Covid19)を引き起こすので傷口にコロナウィルスがついても大丈夫な気がしますが、コロナウィルスが感染する際に人間のACE-2という受容体(レセプターたんぱく)にウィルスが持っているスパイクたんぱくがくっつくことで感染します。このACE-2受容体というのは心・肺・腎・血管などにもあり、心臓においては血圧などのコントロールがうまくいかなくなります。

(心疾患や糖尿病などの持病があると重症化リスクが高いと言われるのはこのようなコロナウィルスの感染の仕組みに関係しているのです)

 

つまり、傷口に入ったものが血管や血流にのって心臓や腎臓などに到達すれば感染するリスクが出てくるということです。

 

ただし、傷口は血液が凝固するなどして外部からの雑菌やウィルスの侵入を阻止する仕組みもあるし、傷口の周りには白血球も集まりやすいので感染リスクは非常に低いとは思われますが、ゼロではないということですね。

 

余談になりますが、石鹸での手洗いはしっかりしましょう。

水で洗い流すだけでも効果はありますが、やはり界面活性剤の入った石鹸はただコロナウィルスを洗い流すだけでなく、界面活性剤がこのスパイクたんぱくの表面にコロイド上の幕を作って感染できなくさせてしまう力があるので、手洗いするなら石鹸を使うことをお勧めします。

 

料理をするときにも上記のことを踏まえて手洗いやビニール手袋を活用しましょう。

時に手に傷口があるときには単にコロナ感染のリスクだけでなく、黄色ブドウ球菌による食中毒などの危険もあるので十分に注意しましょうね!

 

というわけで最後無理やり料理につなげてみました。

 

さ、今日はシュークリームのシューの作り方の動画を公開しています。

中に入れるカスタードクリームは次回公開予定です。

併せてごらんいただければ幸いです!

 

youtu.be